炊飯器の炊き込みモードや早炊きモードには、違いがあります。
それぞれの機能を使い分けることで、よりおいしく仕上がったり、効率的に炊事を進めることができます。
ただ「炊き込みモード」は時間が長くなるので時短したいのに炊き込みご飯が食べたい、ってときには少し悩みますよね。
ここでは「早炊きモード」で炊き込みご飯を作るときの失敗しないポイントなども紹介していきます。
それでは各モードの時間比較や炊飯器で炊き込みご飯を作るときの注意点など。

いってみましょう。
炊飯器の炊き込みモードと普通は何が違う?


炊飯器の炊き込みモードは、通常の炊飯モードよりも時間が長くかかる機種が多いです。
また、調味料や具材が入っているので、お米に給水させる温度や時間が程よくなるよう調整されています。
あとは炊き込みモードで炊くと、おこげができて食感や香りも楽しいですね。
このように炊き込みモードには、メーカーがより美味しく仕上がるように細かなこだわりを持ち、炊き込み機能を設けています。
炊き込みモードの時間・パナソニックの場合
パナソニックの炊飯器・
通常の炊飯(エコモード)44分
炊き込みモード 54〜58分
炊き込みモードの時間・象印の場合
象印の炊飯器・ステンレス 極み炊き
通常の炊飯 43分〜54分
炊き込みご飯 52分〜63分
やはりおこげを作るための時間があるぶん、長いですね。
早炊きモードだと時間はどれくらい早いのか


普通の炊飯モードでご飯を炊いた場合、40分~60分程度かかります。
それに対して、早炊きモードでご飯を炊いた場合は20分~40分程度で炊き上がるものがほとんどです。
時間を短縮のために、お米に水を給水させる時間や蒸らしの時間を短くしたり、省かれているのが大きな違いです。
そのため、通常の炊飯モードと比較すると硬めに仕上がるといわれています。
ちなみに早炊きモードでご飯を炊いた場合、通常モードよりも早くご飯が固くなってしまうので、早めに食べるようにしましょう。
冷凍保存をするつもりであれば、早炊きモードでは固くなりやすいため、通常の炊飯モードがおすすめです。
炊き込みご飯を早炊きモードで作れるのか


結論から言うと、炊き込みご飯を早炊きモードで作ることができます。
でも
炊き込みご飯は早炊きモードで作れません
早炊きモードで炊き込みご飯を作ったら失敗した
なんて声をよく聞きます。
それでは、どうしたら上手に早炊きモードを活用して炊き込みご飯を作れるのでしょうか?
気を付けるポイントは以下の3つです。
①お米に給水させる
早炊きモードは、お米に水を給水させる時間を短縮しているか、省いています。
調味料などが入った水分はお米と馴染みづらいため、炊飯する前にお米に給水させるのを必ず行ってください。
②調味料はしっかりと混ぜる
炊飯ジャーにお米や調味料・水をいれたら、ジャーの底からしっかりムラ無くかき回すようにしましょう。
調味料の濃度にムラがあると、味の行きわたりにムラがでたり、焦げすぎたりと失敗の原因となります。
③具材はご飯の一番上に乗せ、入れすぎには注意
調味料はしっかりと混ぜるようお伝えしましたが、具材については反対に混ぜてはいけません。
具材を混ぜることにより、お米への熱の入りが妨げられてしまいます。
また、炊き込みご飯でよくべちゃっとなってしまうのは、具材を多く入れすぎているのが原因のひとつです。
多く入れすぎると、具材から出る水分量が増えるので、必然的にお米の規定量よりもお水が増えます。
さらに具材の重さでお米がつぶれてしまったりもするので、乗せた時にお米が見えるくらいにとどめるといいですね。
あらかじめ具材を小さく切っておくのも、上手に仕上がるポイントです。
炊飯器に炊き込みご飯モードがない!どうする
普通の炊飯モードで炊く時の注意点も、はやだきモードと同じですね。
失敗パターンとしては、芯が残った、べちゃっとなってしまった。というもの。
一度に炊ける量は、普通の白米の7割〜5割で調整してください(具材の量による)
炊飯器の炊き込みモード・早炊きモードって何が違う?まとめ
通常の炊飯モードや炊き込みご飯モードは、それぞれのおいしさを最大限に引き出すためのメーカーの工夫が搭載されています。
とはいえ、早く炊けることが最優先なときもありますよね。
このようにお米の給水だけ事前に済ませておけば、早炊き機能で効率的に炊き込みご飯を作ることができます。
炊飯器によって仕上がりがさまざまなので、まずは炊き込みモードと早炊きで、味の違いを知っておくといいかもしれません。
自分に合った炊飯器の使い方を知っていると、炊事も楽しくなりますね。